現地採用と海外駐在員の違いや格差【中国で働くならどちらがオススメ?】

中国現地採用者
現地採用と海外駐在員の違いや格差は驚くほどあります。

 

読んでほしい人

  1. 海外で現地採用と駐在員のどちらとして働こうか迷っている人
  2. 現地採用として働く決意はできたが、引け目を感じ駐在員との違いが気になる人

 

海外で働くということは同じかもしれませんが、雇用体系が違うだけで雲泥の差があります。中国上海で現役の現地採用者が中国を例に、項目ごとに現地採用と海外駐在員の違いを説明していきます。

 

結論

☑こんな人に現地採用がオススメ
→今の日本の会社からの転職願望があり、とにかく今すぐ海外で働きたい

☑こんな人に海外駐在員がオススメ
→海外志向はあるが、安定した生活を送りたい

 

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海外現地採用と駐在員の違いや格差

海外で働く場合には、【現地採用】と【駐在員】の二つの選択肢があります。

現地採用駐在員
雇用主現地の企業日本国内の企業
勤務地希望通り会社命令
開始時期希望通り会社命令
任期なし会社命令

項目ごとに詳しく説明していきます。

メリット

【現地採用のメリット】

  • 興味のある業種・職種で働くチャンスがある
  • 任期がなく、好きな国で働ける
  • プライベートが充実

 

【駐在員のメリット】

  • 収入・待遇アップ
  • 生活レベルが上がり、快適な生活ができる
  • 出世しやすくなる

 

デメリット

【現地採用のデメリット】

  • 給料・待遇が悪い
  • 出世や昇進は難しい
  • 日本社会への適応が難しくなる

 

【駐在員のデメリット】

  • 仕事の重圧が増え、ストレスも増える
  • 言語が話せないと現地従業員から冷ややかな目で見られる
  • 本社と海外の両方から理不尽なことが求められる

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待遇

海外で働く現地採用と駐在員では【給与】と【家賃手当】に大きな格差があります。

 

あわせて読みたい記事
・現地採用の給料は安すぎ!給与交渉では解決できない日本人の現状

・現地採用の手当・福利厚生の待遇はバイト以下で将来が不安になる話

 

【給与の格差】

【現地採用の給料が安い理由】

  1. 専門性がない
  2. 現地の物価水準に合わせている
  3. 人件費削減要員

 

給与交渉してもアップの期待はできないので、給料に不満がある場合は転職を考える必要があります。

 

あわせて読みたい記事

・日本人の転職事情【現地企業に実際に転職してみた】

 

【駐在員の給料が高い理由】

  1. 駐在手当がある
  2. 日本給与と現地給与がある

 

福利厚生もしっかりしていて、日本での収入よりは必ずアップします。

 

【家賃手当の格差】

【現地採用の物件の特徴】

  1. 家賃2500元(約4万円)~4000元(約6.4万円)
  2. シェアハウス
  3. 家賃は自己負担
  4. ローカルの不動産もしくはネットで探す
  5. トラブルは自己解決
上海の現地採用者の家の外観の写真
上海の現地採用者の家の外観

私はスマート上海というサイトでシェアハウスを探し、自己負担で3700元(約59,200円)/月を支払い、中国人と二人で生活をしています。

 

先日はシャワー室から得体のしれないものが逆流してきて、業者を呼んで解決しました。(修繕費は大家持ち)

シャワー室から得体のしれないものが逆流してきたときの様子の写真
シャワー室から得体のしれないものが逆流してきたときの様子

【駐在員の物件の特徴】

  1. 家賃1万元(約16万円)~2万5千元(約40万円)
  2. サービスアパートメント
  3. 家賃は会社負担
  4. 日系不動産で探す
  5. トラブルは不動産屋がすぐに解決
上海の駐在員の家の外観の写真
上海の駐在員の家の外観

扶養がいるかいないかで家賃は大きな差がありますが最低1万元ほどです。会社と提携している日系不動産会社にサービスアパートメントを紹介してもらい、家賃は会社負担です。

 

ゴミの分別の仕方が分からなくてわざわざ不動産会社に連絡する駐在員家族もいるようです。

 

住宅手当は現地採用と駐在員では大きな格差があります。

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仕事・役割

現地採用と駐在員では求められていること・働き方が異なります。

 

【現地採用の仕事内容】

  • 現地の業務のみ(出張や日本とのやり取りはありません)
  • 残業なし

現地採用は経費削減のために採用され、現地での語学力が期待されています。

 

【駐在員の仕事内容】

  • 現地国内の出張がある(各拠点の管轄も任される)
  • 日本との懸け橋(日本への報告事項が多い)
  • 残業あり

駐在員は品質管理や不正防止管理のために派遣され、マネジメント能力が求められます。
≫現地採用使えないは本当?現地採用と駐在員を比較してみた【中国編】

 

年齢

【現地採用の適応年齢】

チャレンジ精神のある30歳前後が活躍しています。35歳を超えると日本企業の色に染まり過ぎている、もしくは家庭の事情で日本帰国の可能性があるため採用されにくい傾向があります。

 

【駐在員の適応年齢】

40歳以上の管理職が活躍しています。現在は駐在員も経費削減のため、若い駐在員が赴任している傾向があります。

 

現地従業員との立場

【現地採用】

現地従業員と対等な立場です。コミッションや福利厚生がほぼ同じで、働き方も同じです。

 

【駐在員】

現地従業員より立場は上で、現地従業員にご飯を奢っている人が多いです。駐在員のみ働き方は日本式で現地従業員のように有給休暇を取得したり、定時帰社したりすることが難しいです。

 

将来性

駐在から現地採用 現地採用から駐在

【現地採用】

将来性は大きく、選択肢は増えるので、多彩なキャリアアップの可能性があります。起業、現地の大手企業に就職、各国を渡り歩くなど選択肢が増えます。

 

現地採用になった時点で、自由になったと同時に将来の道を自分自身で切り開いて行かなくてはいけません。

 

【駐在員】

将来性は小さいですが、社内での昇給、昇格などの将来性は大きいです。赴任先のスペシャリトの立ち位置もあるかもしれません。

 

日本の大手企業(富士通、イトーヨーカ堂、ワコールなど)でも、中国駐在後に帰任をして社長や会長になっている人も現れてきています。

 

☑現地採用は恥ずかしくない
日本でバリバリ働いているので、現地採用は負け組だと思ってしまう。。。今の会社では駐在員としてして働けるチャンスはない。。。若いうちから海外で働いて、キャリアアップするのも当たり前の時代になっているので、思い立った今行動するしかありません。
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あわせて読みたい記事
≫現地採用されるメリット7選とデメリット7選とは?4年間勤務してわかったこと

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生活ルーティン

現地採用と駐在員では生活のルーティン【通勤】、【食事】、【休日の過ごし方】にも違いがあります。
≫上海の生活費は単身で1カ月いくら?【現地採用の電子版支払い記録を大公開】

 

【通勤】

【現地採用の通勤の特徴】

自力で地下鉄もしくはバスを利用します。
→現地採用者は市内勤務の営業や内勤職が多い

 

【駐在員の通勤の特徴】

送迎車で自宅と会社の往復します。
→中国では郊外のメーカー勤務が多く、送迎車を利用

 

【食事】

【現地採用の食事の特徴】

ローカル料理がほとんど

中国で食べるローカル料理の写真
中国で食べるローカル料理

【駐在員の食事の特徴】

日本食がほとんど

中国で食べる日本食の写真
中国で食べる日本食

 

【休日の過ごし方】

【現地採用の休日の過ごし方】

趣味に没頭

 

【駐在員の休日の過ごし方】

休日出勤、ゴルフ、家族サービス

 

リース会社と契約をして、休日のゴルフや飲んだ後の送迎まで車の手配している駐在員もいます。

結婚事情

海外での現地採用と駐在員の結婚事情は少し異なります。それぞれの特徴についてお伝えします。

【現地採用】

既婚者は現地の人と結婚している人がほとんどです。未婚者はその国に関心があり来ているので現地の人とお付き合い、結婚する人が多いです。

 

日本人の現地採用者同士での結婚はあまり聞きません。海外での子育てや生活費は高く、帰国する人がほとんどです。

 

【駐在員】

既婚者は家族帯同で赴任もしくは単身赴任の半分半分です。

 

未婚者は任期が決まってなく、いつ帰国するか分からないので、現地でお付き合いをしたり、結婚したりすることは稀です。

 

現地採用と駐在員の組み合わせはなかなか見かけません。駐在員であれ、現地採用であれ日本で結婚できない人、結婚に関心のない人は海外でも結婚できません。

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帰国のタイミング

【現地採用者の帰国のタイミング】

自分の意志であるもの
結婚への焦り、日本でのビジネスのため、海外で働くことへの不安、キャリアが積めない
自分の意志ではないもの
親の介護、子育てのため、ビザの更新ができない、クビ

帰国後の就職活動でも海外でのキャリア必ず活かせます。
【海外就職】中国現地採用のキャリアがあれば、帰国後の転職は簡単!

一部の人は、起業をしたり、現地の人と結婚をして生活基盤ができたりして帰国しない人もいます。

【駐在員の帰国のタイミング】
自分意志ではなく、すべて日本からの命令によります。任期が終わると帰任となります。

配偶者・扶養家族

【現地採用】

夫が現地採用の場合、奥さんも就労ビザを取得しなければなりません。

 

子どもの学費を現地の会社が負担してくれることは基本ありませんので、奥さんも働かないと生活は厳しいでしょう。ましてや、インタースクールに通わすとなると莫大な学費が発生をします。

 

【駐在員】

奥さん(駐在妻)は、配偶ビザでは就労するのは不可です。国によって異なりますが、中国では働くことはできません。

 

子どもの学費は基本会社負担です。会社によって条件は異なりますのでしっかりと確認をしましょう。

日本での手続き

【現地採用】

住民票を抜いて、日本での税金を納めない人がほとんどです。国民健康保険に加入せず、海外旅行保険にも加入できない人がほとんどなので、現地の保険で現地の病院に行きます。

 

国民年金も任意となり納めない人がいますが、将来のことを考えるとお金に余裕のある人は国民年金は納めておきましょう。

 

【駐在員】

住民票を抜かない人がほとんどです。駐在員と言えども、日本に頻繁に帰国したり、数年で帰任になったりする場合があります。

 

国民年金も支払い、国民健康保険にも加入しているので、日本の病院で治療する人が多くみられます。海外旅行保険も会社負担で加入しているので軽い症状だと日系の病院に行きます。

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中国で働くなら転職して現地採用?駐在員?どちらがオススメ?

 

現地採用をオススメする人はこんな人!

現地採用になるには、日本の企業を退職して、日本企業の海外法人もしくは現地の会社に転職する必要があります。

 

出世意欲がなく、待遇が悪くても、いますぐ海外で働きたい人や自由を望む人は現地採用に向いています。

 

働きたい国があり、海外でやりたいことが明確な人は現地採用をオススメします。
≫現地採用やめとけは大嘘!中国の現地採用営業マンで後悔していない理由は?

 

 

駐在員をオススメする人はこんな人!

駐在員になるには、海外に現地法人がある企業に就職をして、会社から派遣されます。日本で結果を残し、選ばれし人材でないと駐在員にはなれません。日本企業の現地法人で現地採用ではなく駐在員扱いとして雇用してくれるところもありますが、これはレアなケースです。

 

出世意欲があり、不慣れな環境でも結果を出せる人が駐在員に向いています。

 

いずれ海外で働きたいとふわっと思っている人は日本で現地法人のある企業に就職して駐在員を目指すのもいいと思います。しかし、狭き門です。国を選ぶことはできず、仕事に追われ自由な時間もありません。

 

 

 

多くの項目で現地採用と駐在を比較をしてみましたがいかがでしょうか?

 

コロナの影響で世界的にも現地化が進み、現地採用や駐在員の不必要論が浮上してきています。近い将来海外で働くチャンスもなくなってくるかもしれません。

 

海外で働きたいという思いがあるのであれば、今すぐ転職活動をして現地採用として働くのもいいのではないでしょうか?

 

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☑現地採用という生き方もいいかも
一度きりの人生一度は海外で働きたい!自分一人で悩んでいても、海外では働けません。友人や転職アドバイザーに相談する一歩が大事かもしれません。
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