将来は現地採用として海外で働きたいと思っている人も多いでしょう。
しかし、実際に現地に行ってみないと生活費がどれくらいかかるのかわからず、給料によっては紐しい生活をしなくてはいけません。
そこで、上海で現地採用として単身で働く私31歳のリアルな1カ月の生活費をお伝えします。
上海現地採用について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
上海で現地採用されるメリットとデメリットについて記事です。
中国ではキャッシュレス化により、現金は使用せず、すべて電子決済ですので、2020年7月度の電子版の支払い記録を大公開します。
これから上海生活を始める駐在員や家族、留学生も私の生活費がいくらなのか参考にしてみてください。
上海の物価や現地情報を交えて、現地採用対駐在員、上海対日本と比較もしながら、上海現地採用で単身者の生活費をお伝えします。
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上海で単身の現地採用者の1カ月の生活費はいくら?
微信 | 支付宝 | 合計 | |
食費 | 941.7元 | 1132.92元 | 2074.6元 |
電気代 | 18.4元 | 18.4元 | |
携帯代 | 150元 | 150元 | |
交通費 | 229.5元 | 229.5元 | |
娯楽 | 200元 | 200元 | |
日用品・雑貨 | 134.9元 | 96.71元 | 231.61元 |
その他 | 16元 | 16元 | |
合計 | 1461元 | 1459.11 | 2920.11元 |
2020年7月度の電子決済を利用した1か月の生活費は2920.11元(約46,720円)
1元は16円換算
生活費2920.11元(約46,720円)の内訳(食費2074.6元+電気代18.4元+携帯代150元+交通費229.5元+娯楽200元+日用品・雑貨231.61元+その他16元)です。
食費:2074.6元(約33,190円)
- 夕食 687.9元(22回 31.3元/回)
- 昼食 463.5元(20回 23.2元/回)
- スーパー 239.3元(9回 26.6元/回)
- コンビニ 305.1元(20回 15.3元/回)
- 出前 147.62元(5回 29.5元/回)
- 出店 232元(8回 29元/回)
電気代:18.4元(約290円)
- 6月度電気代 18.4元
携帯代:150元(約2,400円)
- 携帯チャージ 150元
交通費:229.5元(約3.670円)
- 交通カードチャージ 200元
- シェア自転車 29.5元(20回 1.5元/回)
娯楽:200元(約3,200円)
- 観光地入園料 200元
日用品・雑貨:231.61元(約3,710円)
- 100円ショップ 50元
- オフィス用品 40元
- マスク 64.11元
- 薬局 77.5元
その他:16元(約260円)
前払いもしくは翌月支払った2020年7月度の1か月分の生活費は3915.75元(約62,650円)
生活費3915.75元(約62,650円)の内訳(家賃3700元+VPN200元+7月度ガス代・水道代)です。
家賃:3700元/月(約59,200円)
VPN:200元/月(約3,200円)
7月度ガス代・水道代:15.75元(約250円)
- ガス代:4.5元/月
- 水道代:11.25元/月
上海で単身現地採用者の1カ月の生活費総額は2920.11元(約46,720円)+3915.75元(約62,650円)=6835.86元(約109,370円)
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上海で単身の現地採用者の電子版支払い記録を大公開
実際に2020年7月度生活費の電子版支払い記録を公開します。
微信の項目別電子版支払い記録です。
微信1461元(約23,380円)(服饰美容54.9元+餐饮712.2元+购物269.5元+生活服务150元+旅遊200元+其他16元+转账58.4元)
電子決済ですので、お店に支払ったり、個人に支払ったりで項目が変わりますので項目は参考程度にしてください。
微信での項目を食費、電気代、携帯代、交通費、娯楽、日用品・雑貨、その他の項目に振り分けています。
総額:1461元(約23.380円)

服饰美容(ファッション・ビューティー):54.9元(約880円)

餐饮(飲食):712.2元(約11,400円)

购物(ショッピング):269.5元(約4,310円)

生活服务(生活サービス):150元(約2,400円)

旅遊(旅行):200元(約3,200円)

其他(その他):16元(約260円)

转账(振替):58.4元(約930円)

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支付宝の項目別電子版支払い記録です。
支付宝総額1459.11元(約23,350円)(餐饮904.4元+生活日用165.41元+交通出行229.5元+其他159.8元)
総額:1459.11元(約23,350円)

餐饮(飲食):904.4元(約14,470円)

生活日用(日用品):165.41元(約2,650円)

交通出行(交通費):229.5元(約3,670元)

其他(その他):159.8元(約2,560円)

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これから上海の生活費で大きな割合を占める項目をについて、現地採用対駐在員、上海対日本と比較もしながら、上海の物価や現地情報を交えて今の上海の状況をお伝えします。
これから上海で生活を送る家族や留学生にとっても参考になる内容になっていますので、是非参考にしてみてください。
上海の食費事情
4年間上海に住んでみて感じたことは、中華料理に慣れてローカル料理を食べる頻度が多ければ食費は抑えられて、日本食ばかりたべていると食費を抑えることは難しいです。
昼食にローカル料理
红烧牛肉盖浇饭20元(約320円)

昼食に日本食ランチ
鯖の味噌煮から揚げ定食48元(約770円)

夕食にローカルラーメン
红烧牛肉面20元(約320円)

夕食に日式ラーメン
豚骨ラーメン48元(約770円)

スーパー
ビール6缶17.5元(約280円)

人参二本約7元(約112円)

リンゴ3.9元~7.98元(約60円~130円)

コンビニ弁当15.9元(約250円)

出前サービス30.3元(約480円)

食費を抑えるには夜に飲みに行く回数をどれだけ減らせるかがカギになってくると思います。
ローカルの火鍋屋150元(約2400円)

日本料理屋のコース料理250元(約4000円)

日式バー チャージ100元(約1600円)

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上海の家賃事情
上海と日本(東京)の家賃はさほど差はないと思います。
市内中心地は家賃が高く、郊外になると家賃は安くなります。
一番の違いは家賃の割に賃貸面積が上海は広く、東京は狭い点だと思います。
今回はアパマンショップのホームページを参考にして、上海と日本(東京)の物件を比べてみました。
アパマンショップ上海のホームページより
上海市内中心地 2LDK 15000元(約24万円) 108㎡

上海郊外 2LDK 5800元(約9.3万円) 75㎡

東京市内中心地 2LDK 23万円 63㎡

東京郊外 2LDK 13.7万円 73㎡

上海の住宅事情として、駐在員の家賃は会社負担で、現地採用者の家賃は自己負担になります。
駐在員の物件特徴
- 家賃1万元(約16万円)~2万5千元(約40万円)
- サービスアパートメント
- 家賃は会社負担
- 日系不動産で探す
- トラブルは不動産屋がすぐ解決してくれる
現地採用の物件特徴
- 家賃2500元(約4万円)~4000元(約6.4万円)
- シェアハウス
- 家賃は実費
- ローカルの不動産もしくはネットで探す
- トラブルは自己解決

私はスマート上海というサイトを使って、3700元(約59,200円)/月のシャアハウスに中国人と二人で住んでいます。
もちろん家賃は自己負担です。
契約の取り交わしもなく、未だに大家とはあったことがありません。
全て家賃や光熱費の支払いの窓口はシェアメイトの中国人がやってくれています。
先日はシャワー室から得体のしれないものが逆流してきて、これも業者を呼んで解決しました。
修繕費は大家が出してくれました。

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上海の交通費事情
上海と日本を比べたときに、上海の公共交通機関は格安で利用できます。
シェア自転車 1.5元(約24円)/30分
電動自転車であったり、駐車場所が指定されてあったり、シャア自転車の種類も多くあるので利用料金も若干異なります。

バス 一律2元(約32円)
初めて利用する人には、停車駅などが分からず少しハードルが高いかもしれません。

タクシー 初乗14元(約220円)~16元(約260円) 3キロ以内 25元(約400円)/10キロ
最近の中国人はDiDiを利用しているので、特に金曜日の夜で雨の日は流しのタクシーが拾いにくくなっているので注意しましょう。

地下鉄 初乗3元(約48円)
西の虹橋国際空港から東の浦東国際空港までの27駅を8元(約130円)で利用可能です。

上海での移動で公共交通機関を利用する場合は地下鉄をおすすめします。
地下鉄を利用すると主要なところに格安でいけます。
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上海ならではの出費
海外ならではの出費が生活費の一部になることもあります。
VPN:無料~200元(約3,200円)
VPNとは「Virtual Private Network」の略で、仮想専用線と呼ばれています。
中国ではVPNを繋がなくてはyoutube,facebook,twitterなどが利用できません。
VPNは無料サービスから有料サービスまで幅広くあります。
無料サービスだとVPNの速度が遅かったり、接続できなかったりしてストレスを感じるので私は有料のVPNを利用しています。
語学学校:70元(約1,120円)~120元(約1,920円)/1レッスン
海外に住んでいると、現地の言語は習得したいですよね。
上海に住んでいるほとんどの人は一から中国語を習得するためにまず語学学校に通いますが、こちらも出費となってしまいます。
上海で発行されている日本語フリーペーパージャピオンに掲載されている語学学校の広告です。
中国語をはじめ、英語も学べる学校が多く、キャンペーンも毎月行っています。

これらの出費も上海現地採用の給料と待遇からすると厳しい側面もあります。
上海現地採用の給与のリアルにまとめた記事です。
これから上海で現地採用を考えている人は参考にしてみてください。
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その他上海の気になる物価
今後上海で生活する人のために、上海の物価のイメージがつきやすいように、いくつかの金額について紹介します。
マクドナルドセット30元(約480円)

コンビニコーヒー カフェコーヒー20元(約320円)~40元(約640円)

日用品洗濯洗剤 1リットル17.7元(約280円)~21.9元(約350円) 2リットル43.7元(約700円)

現地ホテル250元(約4,000円) 日系ホテル700元(約11,200円)

ライブコンサート150元前後(約2,400円)

ディズニーランド 1DAYチケットの場合:大人レギュラー399元(約6,380円) ピーク575元(約9,200円) ピークホリデー665元(約10,640円)
マッサージ 足つぼマッサージ150元(約2,400円) 全身マッサージ200元(約3,200円)
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上海で生活費を抑えるための節約術とは
上海をはじめ、海外で生活する上で生活費を節約するために必要なことは知り合いを増やすこと、特に現地の知り合いを増やすことです。
クレジットカード付帯の保険サービスで治療を受けられること、出前サービスのクーポン使い方、ネットショッピングで安く購入する方法などを私は上海で暮らす日本人の知り合いや中国人に教えてもらいました。
中国上海はキャッシュレス社会で、すべて電子決済なので、1カ月の生活費を決めてその金額を電子決済ツールに入金して、その金額以上は使わないように見える化することもいいと思います。
一番のカギは日本の常識は捨てて、どれだけ上海生活に溶け込み、現地化できるかが大事になると思います。
上海は中国語をあまり使わなくても生活できてしまいますが、現地化するためには語学力を見つけることも大事だと思います。
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