中国で人気の投げ銭アプリと日本でも見習いたい企業戦略を紹介します!
投げ銭という言葉をあまり聞き慣れない人も多いでしょう。
お隣中国では投げ銭の市場も拡大しており、投げ銭で稼ぎ成功をした企業や個人が沢山います。
そこで、上海よりユニークな投げ銭のできるアプリの紹介をしますので、これから投げ銭で収益化を考えている人は中国人の稼ぎ方やアイデアを参考にしてみてください。
また、中国では企業戦略の一つとして投げ銭を導入している企業もありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
ストリートミュージシャンに対しての投げ入れや動画、アプリなど気に入ったコンテンに対して寄付することを指します
①西瓜视频(動画) ②WeChat(SNS)
投げ銭を利用した企業戦略
①フードデリバリーサービス美团 ②有名飲食チェーン店西貝莜面村
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投げ銭のできる中国のアプリについて
中国では投げ銭を利用できるアプリが多く存在していて、活用方法も多岐にわたります。
投げ銭のできる中国のアプリ①西瓜视频(シーグアシーピン)
西瓜视频は現在中国で勢いのある動画配信サイトです。
通常はYouTubeのように動画を配信して収益化できます。
ライブ配信には投げ銭機能がありまので中国人がどのような動画を配信しているか紹介したいと思います。
ライブ動画を配信中の女性のトップ画面です。
フォロワー数4.5万人
現在の視聴者数は1164人

日常生活を配信したり、視聴者とチャットしている様子です。


ライブ配信をチベットのラサから行い物販をしている人のトップ画面です。

ライブ配信の右下をタッチするとネットの販売サイトに飛ぶことができます。

実際の販売サイトで購入可能です。

ライブ配信で演奏を披露中の女性のトップ画面です。

演奏を披露しています。

ライブ配信でサッカーゲームをしている人のトップ画面です。
画面下のキャンディーをタッチすると投げ銭ができるので、実際に投げ銭をしてみました。

投げ銭用のキャンディーを購入します。

キャンディーを購入後、再度キャンディーをタッチすると投げ銭ができます。
実際に投げ銭されたことも確認できて、メッセージも送ることもできます。

西瓜视频にライブ配信の投げ銭の取り分を確認したところ、投げ銭の50%との回答がきました。

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投げ銭のできる中国のアプリ②WeChat(微信)
WeChatは中国で最も人気のあるメッセージアプリです。
WeChatを使えば銀行口座とリンクしているので、簡単に現金を送ることができます。
中国ではWeChatを使用してお年玉を送ったり、飲み会の参加費の徴収したりしています。
お年玉は社長から社員への労いで、飲み会の参加費は幹事への労いの気持ちとして少し多めに送ったりしています。
これらも一種の投げ銭と言えるでしょう。
会社のWeChatグループチャットに社長よりお年玉のメッセージが送られます。
社員はそれぞれオレンジの部分をタッチすると現金を受け取ることができます。

飲み会の参加費の徴収もWeChatを利用します。
幹事をしてくれた人への労いとして少し多めに送る人もいます。
オレンジ色の部分をタッチして、はじめて金額を確認することができます。

通常の現金の送金は金額が分かるようになっています。

このようにお年玉や参加費を電子版で支払うのも中国と日本のビジネス文化の大きな違いでもあります。
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中国の投げ銭を利用した企業戦略について
中国企業では投げ銭を導入して、従業員のモチベーションを向上させるのに一翼を担っています。
中国の投げ銭を利用した企業戦略①フードデリバリーサービス美团(メイトゥアン)
美团は中国全土でデリバリーサービスを提供しています。
バイク便でフードをはじめ、買い物代行をしてくれて、指定のところまで配送してくれます。
雨が降っている日や体調が悪く外出が億劫になるときは、とても頼りになるサービスです。
実際にドライバーに対して投げ銭をしてみました。
配送完了後に表示される画面で打赏骑手をタッチします。

ドライバーの詳細と投げ銭をできる画面が表示されます。
走行距離:9091キロ
配送時間厳守率:98.38%
カスタマー満足度:98%
平均配達時間:26分
投げ銭可能な金額:2元、5元、10元、金額指定

今回は金額指定を指定をして、1.1元投げ銭をすることにしました。
投げ銭金額1.1元を確定するために确认打赏をタッチします。
すでに1人が投げ銭をしているのが確認できます。

1.1元の投げ銭を確定して、『今すぐ支払う』をタッチして投げ銭をします。

無事にドライバーに投げ銭されたことが確認できました。

自分が投げ銭をした金額と他の人が投げ銭をした金額が確認できます。

他のドライバーは16人から投げ銭をされています。

こちらのドライバーに投げ銭をした人と金額も確認できます。

中国のデリバリーサービスについてまとめた記事ですので、参考にしてみてください。
サービスに満足したら投げ銭をしてみるのもいいかもしれませんね。
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中国の投げ銭を利用した企業戦略②有名飲食チェーン店西貝莜面村
中国の有名飲食チェーン店西貝莜面村は投げ銭を従業員に取り入れています。
西貝莜面村は中国でとても従業員のサービスの質がいい飲食店です。
注文してから全品を25分以内に提供するというサービスもあり、砂時計を利用しています。

もしサービスが気に入ると従業員の制服にQRコードが付いているので、スマホからスキャンをして金額を指定してお金を送るころができます。
投げ銭を導入することで従業員のモチベーションが上がり、お客様へのサービスの向上にも繋がっています。
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まとめ
中国ではキャッシュレス化に伴い、投げ銭もスマホから簡単に行うことができます。
気に入ったコンテンツ、人、サービスに対して簡単に投げ銭できる環境こそが中国の投げ銭市場を拡大させた要因だと思います。
日本も将来キャッシュレス化に伴い、投げ銭の文化が浸透していくのではないでしょうか?
そのために中国の投げ銭文化に関心を持ち、今から日本で取り入れることを勧めします。
ビジネスのヒントや収益化のヒントになることを願っています。
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