日本人観光客にとって中国社会の急激なキャッシュレス化に伴い、中国旅行が不便に感じたとの話をよく聞きます。
上海旅行に行ったAさん
上海旅行で現金支払いをしようとしたらお釣りがないと言われて拒まれました。
電子決済を利用できないと受けられないサービスも多く存在します。
上海歴4年目の私が中国旅行での電子決済の重要性となぜアリペイをオススメするのかについて説明していきます。
中国でストレスなく観光でき、電子決済の重要性を学ぶことがきます。
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中国旅行での支払い方法の選択肢は?
中国旅行の際に支払い方法は4つあります。
支払い方法のオススメ度、メリット、デメリットを以下の表にまとめました。
オススメ度 | メリット | デメリット |
No1.電子決済 | ・支払いがスムーズ ・割引きを利用できる ・店員との会話も必要なし |
・なし |
No2.現金 | ・金銭感覚が欠如しない | ・一部使えない場所がある ・中国語での会話が必須 |
No3.クレジットカード | ・ATMで現金(中国元)を引き落としできる | ・使えない場所が多い ・暗唱番号エラーが発生する |
No4.銀嶺カード | ・なし | ・使えない場所が多い ・暗唱番号エラーが発生する |
日本では考えられないかもしれませんが、中国では本当に電子決済のみで生活ができます。
その一例として、電子決済で出前サービスを受けることができ、家から外に出なくても快適な生活を送れます。
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電子決済をオススメする理由
都市部、地方関係なく中国全土で電子マネーは浸透しています。
もちろん日本人観光客にとっても電子決済が利用できると旅行が快適になることは間違いありません。
中国でどれだけ電子決済が生活に密着しているのか電子決済を利用している場面を紹介していきます。
中国人は皆スマホも持ち歩き、スマホ決済をしています。
交通機関

食事

買い物

電子決済を利用する3つのメリットを紹介します。
メリット①支払いがスムーズ→小銭を取り出す必要もなく、スマホ一台で支払いが可能
メリット②店員との会話は必要なし→商品をレジに持っていてスマホのQRコードを用意するだけなので、中国語や英語を話す必要はなし
メリット③割引きを利用できる→自動で割引きされるので現金よりお得に買い物ができる
コンビニで豚骨ラーメンを買ったとき、通常15元(約240円)が割引き12.75元(約205円)で2.25元(約35円)で購入できました。
初回利用であったり、キャンペーン中であったりすると大幅割引きがあります。

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アリペイをオススメする理由
アリペイ(Alipay)のことを一般的に中国人は支付宝(Zhīfùbǎoジーフーバォ)と呼びます。
カタカナ読みでアリペイやジーフーバォと呼んでも通じるでしょう。
中国はキャッシュレス先進国であり、決済方法の99%は電子決済です。
そのような社会背景でWeChat Pay(微信)とAlipay(支払宝)の2強が決済ツールとして利用されています。

その中でどうして中国旅行でアリペイをオススメするのか紹介していきます。
理由は簡単で、WeChat Pay(微信)は日本人観光客は利用ができず、Alipay(支払宝)は日本人観光客でも登録でき利用できるからです!
中国国内で銀行口座を開設するとWeChat Payも利用できますが、中国国内の銀行口座を開設するには長期ビザと中国国内の電話番号が必須のため、観光客では利用できません。
一方、アリペイはミニプログラムのツアーバスのサービスを開始しました。
これは中国国内での銀行口座は必要なく、日本のクレジットカード、電話番号、パスポートで登録できます。
これで中国旅行で日本人も電子決済が利用できるます。
クレジットカードからバーチャルプリペイドカードに入金して、人民元をミニプログラムのツアーバスにチャージする流れです。
チャージをして利用しなかった金額は90日後にクレジットカードに返金されます。
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アリペイの登録方法
中国旅行で電子決済を利用する必要性がわかれば、アリペイの提供するミニプログラムのツアーバスの登録方法の記事を確認して、早速登録してみましょう。
実際にアリペイを利用してみた
中国旅行でアリペイを利用する人のために使用方法を紹介していきます。
アリペイを利用しての支払い方法は2つあります。
①自分のスマホからアリペイの決済用QRコードを用意して、相手にQRコードをスキャンしてもらう方法
これはとても簡単なので、説明は省きます。
②自分のスマホから相手のQRコードをスキャンして指定された金額を入力して支払う方法
こちらは難易度が高いので、写真を使いながら説明していきます。
通常お店の前にQRコードが設置されています。
左側の緑色がWeChat Payで右側の青色がAlipayです。

Alipayの最初画面の「Scan」をタップします。
そして、お店の前に設置されている右側の青色のQRコードをスキャンします。

店員の提示する金額を入力します。
中国語が理解できない人は、紙に金額を書いてもらいましょう。

金額を入力後、「Pay now」をタップします。

指紋認証もしくはパスワードを入力して支払います。

こちらの画面で支払完了です。

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現金をあまりオススメしない理由
中国旅行で現金をあまりおすすめしない理由は、旅行で余った中国元を日本円に現金両替することが困難だからです。
・両替の手数料が高い
・単位の小さいお金、汚いお金は両替してくれない
・偽札が混入している可能性がある
・東南アジアのような換金所はない
電子決済では上記のような問題で悩むことはありません。
現金が使えない場面がある
中国旅行で支払いを現金だけでも旅行はできますが、とても不便です。
コンビニでジュースを買おうとしても無人コンビニで現金を使えなかったり、トイレでトイレットペーパーも有料で現金では購入できなかったり不便に感じるでしょう。
しかし、中国歴の長い人でも未だにキャッシュレスに対応していなくて、現金のみで生活している人もいますので旅行ができないという心配はありません。
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クレジットカードと銀嶺カードをオススメしない理由
中国のキャッシュレス化は急激に進み、本当にクレジットカードと銀嶺カードが使えない場面が多いです。
中国旅行でクレジットカードと銀嶺カードをおすすめしない理由は?
日本で発行したクレジットカードと銀嶺カードを中国で使用しようとすると決算時にカードを挿入してパスワードを入れるとエラーになります。
日本のパスワード4ケタに対して、中国のパスワードは6ケタでエラーとなってしまいます。
ちなみに銀嶺カードはデビットカードで、今ではとても古いです。
補足情報
銀聯カードは中国国内だと銀行口座の開設と同時に発行してもらえます。
日本でも簡単に発行ができ、三井住友銀行で発行することができます。
年会費は無料ですが、海外旅行保険はついていないのでわざわざ中国旅行のために発行する必要はないと思います。
クレジットカードは海外旅行保険付帯のものを用意しておきましょう。また、いつでも現金をATMから引き出せるようにするめにも念のためクレジットカードは用意しておきましょう。
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補足:ペイペイは利用できません
日本で利用されているPayPay(ペイペイ)は海外では使えません。もちろん中国でも使えません。
アリペイを利用している中国人は日本でペイペイ加盟店で電子決済は可能ですが、ペイペイを利用している日本人は中国でアリペイ加盟店で電子決済は利用できません。
将来中国でもペイペイが利用できるようになることを願っております。
まとめ
中国ではアリペイの電子決済で買えないものはないと思っても大丈夫です。
現在チベット地区のラサでもキャッシュレス化されていて、ほぼスマホ決済です。
中国旅行を楽しみトラブルを軽減するためにも電子決済はとても重要ですので是非登録をしてみましょう。
しかし、電子決済のみに頼るとスマホを紛失させたときにえらい目に遭うのでその点だけは注意しましょう。
それでもアリペイの登録がめんどくさい人や現金主義者は
現金+クレジットカード(ATMで現金を引き落とすため)は用意しておきましょう。
電子決済によって中国ではいろいろなビジネスも生まれて、中国人の生活も変化してきています。
そんな中国社会を垣間見て、キャッシュレス社会を体験するためにもメリット尽くしのアリペイを登録して電子決済にチャレンジしてみましょう!
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