上海から気軽に訪れることのできる蘇州観光地の留園、山塘歴史街区、盤門景区、日本人街を紹介していきます。
蘇州とはどんな街
江蘇省の蘇州は上海市のお隣の街で、上海から約100キロ離れた上海から気軽に行けるおすすめの観光スポットです。
上海からは鉄道を利用すると約20分、バスを利用すると約1時間30分で蘇州に到着します。
上海からの日帰りツアーもあるので、それに参加するのもいいかもしれません。
蘇州は東洋のベニスと呼ばれており、水郷の街です。水路沿いに民家が立ち並び小船が行き交う風情ある街です。
世界遺産も多く盤門、宝帯橋、山塘歴史街区、平江歴史街区、呉江運河古纤道が登録されています。
また蘇州は9カ所の庭園がユネスコの世界文化遺産に登録されていて、歴史的庭園でも有名です。
(留園、拙政園、網師園、沧浪亭、環秀山荘が1997年に、獅子林、芸圃 耦園 退思園が2000年に登録されました)
中国五大湖の一つである太湖や中国の東西を結んでいる京杭大運河にも隣接してます。
蘇州在中の日本人は登録ベースで約5000人、工業特区が2カ所あり多くの日系企業(約1000社)が進出しています。特にメーカーが進出していて、日本人学校もあり日本人にとっては住みやすい街となっていて地下鉄も走っています。
生活する上で上海と蘇州の一番の違いは住宅費とタクシー代です。住宅費に関しては、例えば3000元(4.8万円)ですと上海ではシェアハウスになりますが、蘇州では一人暮らしの2LDKに住むことができます。またタクシーも安く、上海だと近距離でしたら乗せてもらえませんが、蘇州ではそんなことはありません。
留園
中国四大名園と言えば、蘇州の留園と拙政園、北京の頤和園、承徳の避暑山荘です。
蘇州は二つも選ばれています。
こちらは個人庭園で持ち主がよく変わり、今の姿になりました。
留園の特徴は太湖周辺から切り出された石です。
休みはなく、時間は7時30分~17時まで、料金は4月~10月は40元、11月~3月は30元です。
入口の向かいにはお土産屋が並んでいます。
チケット売り場にはあまり人が並んでいません。キャッシュレス化で中国人はQRコードをスキャンして電子マネーで支払っています。
入場制限をしているのか5分ほど待たされます。
留園は建築物を主体としており、一方拙政園は山水を強調した自然との調和を表現しています。ぜひ二つを見比べてください。
私は日帰りで時間がなかったので留園にしか訪れることはできませんでした。
山塘歴史街区
次に運河と風情ある街並みを見るために、山塘歴史街区を訪れてみました。ここは唐代の詩人である白居易が築いた商店街です。
56元/人、所要時間40分で遊覧船に乗ることもできます。
食べ歩きも楽しめて、お餅や串など何でも揃っています。
ワンちゃんも日向ぼっこしています。
市民の生活も垣間見ることができます。
蘇州面とカニ小籠包と青島ビールです。昼間から運河を見ながら飲むビールは最高でした。
盤門景区
もう1カ所世界遺産に登録された盤門景区にもいってみました。
こちらは瑞光塔で247年に建てられた蘇州で最も古い仏唐です。
こちらは2元(約32元)のアイスです。上海ではなかなかお目にかかることはできませんが、クリーミーでおいしかったです。
盤門景区の中で最も有名な呉門橋です。中国で唯一完全保存の状態で残っている水隆城門遺跡で、入園料は40元かかります。
日本人街
蘇州には師恵坊商業街と呼ばれる日本人街があり、日本料理屋や日式カラオケが多く立ち並んでいて、日本語の看板をよく見かけます。
数年前までは日本人経営のお店や料理長もいたのですが、中国でのビザの取得が難しくなっており、経営者や料理長はほぼすべて中国人になっています。
しかし日本人を相手にしていますので、上海にあるなんちゃって日本料理屋よりかははるかにおいしいです。
ちょっと市内から外れますが、日本食が恋しくなったときは訪れてもいいでしょう。
蘇州の観光名所は市内に集中していて、すごい観光しやすい街です。
一度訪れるときっと蘇州の魅力に取りつかれるでしょう。